読む力、書く力、
編集し出版する力を身につける
書くために読む
クリエイティブ・ライティングコースでは、1年で100冊の文学作品を読む授業「百讀(ひゃくどく)」が必修です。作品リストには村上春樹もあれば、紫式部もあります。ホメロスもあれば、ガルシア=マルケスもあります。いろいろな時代の、いろいろな人が書いた、すばらしい文章をたくさん読むことで、これまで知らなかった表現や言葉を手に入れる。この貯えは、あなたのこれからの創作活動を支える、大切な資源となるはずです。100冊の道のりは結構きついですが、先生の適切な指導とアドバイス、それに学生同士の励まし合いで達成できます。「こんな小説があったのか!」とか「こんな作家を探していたんだ!」という、うれしい発見、新しい出会いもきっとあるはずです。
さまざまな文章を書く
短編小説、長編小説、エッセイ、ルポルタージュ、評論など、文章にはさまざまな種類があります。それぞれの文章には特有の作法、技術、構成法がありますが、それを学ぶ個別のプログラムを用意しています。たとえば、1回生のプログラムでは、短編小説を書きながら人物造型や心理描写を学び、2回生はインタビューや取材方法を学びつつルポルタージュ原稿の執筆に挑戦します。もちろん長編小説に必要な物語の構築、表現の洗練に磨きをかけるプログラムも。3回生からはゼミに所属し、それぞれの学生が目指す表現分野を選んで、さらに文章をブラッシュアップし、卒業作品へと結晶させます。学生が在学中に出版社の懸賞小説へ応募することをおおいに推奨し、応援します。
本や雑誌を編集し出版する
作品は、あなたの手の中だけでは完成しません。誰かの目に触れて、心に触れて、はじめて完成するものです。クリエイティブ・ライティングコースでは、同人誌、雑誌、フリーペーパー、壁新聞、ウェブサイトなどを制作し、自分の作品を発表します。そのために必要なのが、編集と出版の技術。読者の興味を惹きつけるための工夫、読みやすく見やすい誌面をつくるための技術を学びます。また、パソコン上で雑誌やパンフレットのデータを作成するDTP(デスクトップ・パブリッシング)の技術を修得するプログラムもあります。これらは将来、出版社で編集者として活躍するためだけではなく、一般企業や自治体、NPOの広報部門で仕事をするうえでも期待されるスキルです。
第一線の作家・編集者の体験を知る
作家、エッセイスト、ライター、編集者、研究者など、「ことば」にまつわる仕事を通じて活躍されている方々を教室にゲストとしてお招きし、お話を聞く特別講義があります。どのようにして小説は出来上がっていくのか、創作のヒントはいかにして浮かぶのか、はたまた「もの書き」で食べていけるのか、雑誌編集部はどんな仕事をしているのかなど、なまなましい現場のエピソードをお聞きします。  あなたの心のなかにある「書きたい」という気持ち、あるいは、本や雑誌に関わる仕事をしたいという将来の希望をどうやって実現してゆけばよいのか。第一線で活躍している先輩たちの刺激的で貴重な話のなかに、そのヒントを発見するでしょう。